マッチングはコーディネーターの醍醐味

マッチングの精度を上げるってどういうことですか

これから、働き方=生き方も多様性を受け入れ合う時代になります。

そんな社会での「派遣会社」「派遣サービス」は、多様性を活かす重要な役割を担うことになります。

人材派遣会社で研修を行う際、コーディネーターの方から多い質問の一つが、「マッチングの精度が低いから、トラブルが起こるのでしょうか?」とご相談をいただくことです。紹介した仕事が始まる前日、最終確認の連絡をするのだけれども、音信不通になってしまって、頭は真っ白、胃の辺りがギュンとなって・・・どうしようって思うことがありますという、コーディネーターあるあるです。

営業スタッフにも申し訳ないのはもちろんですが、お客様(派遣先の担当者)に申し訳なくて・・・何とかとにかく初日、行ってほしいと願って、電話、メールあらゆる手段で繋がれるよう努力をするということがあります。

「完全に防ぐ対策はない」と、現実的に答えますが、できる限り防ぎましょう。そのためには、「面接の質問が重要です」という話をします。

例えば、「ワークとライフのバランスをどう取りますか?」という質問があります。仕事とのマッチングを想定して面接をするわけですから、「ライフ重視です」という答えを確認するだけの面接では、当然、上手くマッチングするはずがありません。「法定時間内の残業があるとしたら、どのくらいの頻度でしたら、できますか?」など具体的に、確認しておく必要があります。

人材派遣会社
マッチング

派遣会社の面接の目的

派遣会社の面接は、いわゆる就職の面接と同じです。

就労感や、キャリア開発に対する考えを聞いて、どんな仕事で、どんな働き方が良いか、

コーディネーターと一緒に考える時間を共有することを目的として行います。

求職者は、様々な事情があって、派遣会社に応募されています。中には、不本意な理由で消極的に派遣会社を通して働くことを余儀なくされる方もいると思います。派遣会社は単なる職業紹介所ではありません。専門的に知識と経験をもつコーディネーターが、応募者一人ひとりにあったキャリアデザインをお手伝いする場所です。職に対して、消極的から積極的な姿勢へと変わっていただくための、ある意味、人材教育の場でもあります。

面接は、求職者が、自分では大胆に発想を切り替えることができない判断の後押しをしたり、本人が見逃している強みを発見したり。全力投球で、人生の応援をするコーディネーターとしての腕の見せどころです。

ぜひ、多様性を活かす社会の実現のためにも、コーディネーターの皆さんには、マッチングの腕を磨いていっていただきたいものです。

プロフィール

竹内和美先生

竹内 和美

実践を想定したワークショップ形式での研修を実施。研修中に、その企業の課題を参加者に認識させ、解決、前進に意識を一丸とさせる投げかけで、想定以上の効果があると好評。製造業から小売業、サービス業まで、また経営者や中間管理層から新入社員まで、実績と事例が豊富。組織の根幹である人材育成に様々な角度からアプローチしています。